ジャイロセンサを使ってみた

今回は村田製作所のジャイロセンサを使います。
秋月電子で販売されているアンプ内蔵のモジュールを使います。

このモジュールは電源、接地、アナログ出力2本の計4本の線をつなぎます。アナログ信号はRaspberryHabu上のアナログ入力3,4につなぎました。

基本はSPIからMC2008を通して入力します。以下のようなコードを書きました。

無題

実行するとブザーが鳴ります。このブザーはジャイロの数値によって音が変わるようにプログラムしました。下の出力例の一番右の数字がブザーの出力値です。

出力例

これで傾きの動きを検知しながらその情報をもとに音を出す装置ができます。オリジナル楽器などが作れそうですね。

表面実装!リフロー機を使ってみた

1リフロー機

某所のリフロー機(INFRARED IC HEATER T-962A)を使ってみました。中華製で設定がややめんどくさい(時間の表示は信じてはいけない)とかボタンの認識が悪いとかいろいろありますが、ちゃんと使えたよという報告。

2かめお3かめお2

カッティングプロッター(silhouette CAMEO)ではんだペーストを基板にのせるためのステンシルを作ります。

4ステンシル

ちょっとはんだペーストついてるけど、透明なシートでステンシルを作ってみました。片面がちょっと粘着します。

5はんだペースト

はんだペーストはdigikeyで買いました。

6はんだペースト載せた1

ステンシル使ってはんだペーストを載せました。位置合わせが大変!

7ちっこい抵抗

そして、ちっさい部品を

8置いてる

載せていく……

9置いた

載りました。(基板かわってるけど。)

10リフロー機開けた

リフロー機を開けます。

11焼く前

まんなかへんに置いて焼きます。

12焼いた後

きれいに焼けました!

ちょろちょろ部品が傾いたりずれたりはんだペーストの量がまちまちですが、なんとか使えそうです。課題はいっぱいだけど……

BreadBoardAdapter4RaspberryPi + BOX

以前紹介したRaspberryPiにBreadBoardをつなげるアダプタ(以下BBA)ですが専用のケースを作ってみました。
アクリルをレーザーカッターで加工して組み立てています。

BBA4RPBOX1

BBA4RPBOX2

ケースの中にすべてが入ります。試作なのでまだ固定しきれていません…

1段目にRapberryPi本体、2段目にBreadBoardが入っていてBBAでつながっています。BBA基板上のポートにUSBシリアルアダプタを刺し、PCとつなぐことでRaspberryPi本体への給電もできます。ブレッドボードにいろいろさしたままケースのふたが閉まるのでどこでもそのまま持ち歩けます!便利!使うときは蓋を下面にしまえるので失くさない!かも。

各種穴の位置合わせとできる限りの小型化が今後の課題です…

IR測距モジュールをRaspberryPiで使おう

今回は赤外線測距モジュールでは有名なSHARP製GP2Y0A21YKをRaspberryPiにつないでみます。

GP2Y0A21YK-front

GP2Y0A21YK-front

GP2Y0A21YK-back

GP2Y0A21YK-back

赤い線が4.5V-5.5Vの電源(vcc)、黒い線がアース(Ground)、黄色い線がアナログ出力(Vo)です。
RaspberryHabuにつなぐときは黄色い線をアナログ入力に繋ぎます。今回はアナログ入力7番ピンを使いました。

GP2Y0A21YK+Habu

GP2Y0A21YK+Habu

そしてデータシートのグラフを見ながら適当にコードを書きます。今回は距離に応じて0から7まで数字を出します。単位は特にないです。

IR

試しに実行してみます。
IR-test1

IR-test2

画面にAD変換された数値(spiresult)と適当に変換した結果(distance)が出ています。障害物の距離に応じて数値(0から7)が出ています。

これでデジタル測距器の完成です。出てくる数値は適当ですが。(ほんとに使う場合はif文の部分をもっと細かく正しい数値で作りましょう)

RaspberryHabu + PIRセンサモジュール(その2)

前回の続きでPIRセンサをいじっていきます。

まずはWiringPiをRaspberryPiに入れましょう。RaspberryHabuの組み立てTogetterにて動作確認のために入れていれば問題ないです。
そして簡単なデジタルINのプログラムを書いてみます。ピンは1番です。

pirtest-c

特に目立ったことはしてないです。digitalRead(pin番号)という関数がWiringPiでデジタル入力信号を取ってくる関数ですね。1秒ごとにHighで1、LOWで0が返ってきます。

cc -o プログラム名 ファイル名 -lwiringPi
でコンパイルして実行すると

pirtest-offpirtest-on

こうなります。人が止まっているときやいないときはセンサからLOWが返ってくるのでOFFと表示されます。動いたらセンサからHIGHが返ってきてONと表示されています。写真ではわかりにくいですが、僕はOFFになるまでじっと待っていました。センサの調整ねじを回せば同じ信号を出し続ける時間が長くなります。

このプログラムはHIGHやLOWだけを出すようなほかのセンサでも応用できるので便利です。
スイッチにも使えますね。すでに実装されてますが。

RaspberryHabu + PIRセンサモジュール(その1)

皆様、はじめまして。ヤマモトと申します。これからFabLibの製品であるRaspberryHabuの作例を紹介して行きたいと思います。

今回の作例はPIRセンサをRaspberryPiで使ってみよう!です。

PIRセンサのはaitendoさんのA500Pです。4.5V-20Vで駆動し、人体が近づくとON信号(Highレベル電圧)が出力されるセンサーモジュールです。今回は5VをRaspberryHabuから給電しました。

A500P-frontA500P-back

デジタル入力を使うので使用したHabuはBasicです。

A500P+Pi

写真のようにつなぐと、人体を感知したときにセンサがON信号を流してチェック用のLEDが光ります。

ON信号が流れる時間はPIRセンサモジュールの可変抵抗をいじると変更できるようです。

A500P+Pi-up

下準備だけですが、今回はここまで。次回はRaspberryPi上でいろいろいじりたいと思います。

writer: ヤマモト